幕末明治の浮世絵探訪展
「幕末から明治は、おもしろい画題が満載だ」と、中右コレクションが明治浮世絵を公開。
東海道五十三次展、歌麿とその時代展に続く「教科書で見たことがある」浮世絵入門シリーズ第4弾
江戸小町から明治ハイカラさんまで、豪傑、動物、お化け、娯楽、鹿鳴館スタイルを幕末明治の浮世絵150点で紹介します。
いつの世も人気者の牛若丸と弁慶、金太郎、石川五右衛門。芝居や大相撲の娯楽からお化けで肝試しまで、楽しいことが大好きな江戸っこ。於江戸マダムは、おめかしにペットの世話に大忙し、商いに精を出す旦那衆。黒船が来ても、異人と出会ってもどこ吹く風の庶民たち。
粋でおしゃれな江戸マダムと伊達男。はいからファッションで闊歩する鹿鳴館貴婦人と髭の紳士たち。皆の嬉々として暮らした様子を紹介します。
絵師たちは、幕末の大御所・広重、国貞、国芳から明治のハイセンスな芳年、国周、おもちゃ絵の芳藤、芳幾まで勢揃い。幕末バラエティは迫力満載、明治アラカルトは情報満載でおもしろ浮世絵大集合。
展示品の紹介
1. 江戸の粧ひと雪月花 (女性たち)
2.「源氏絵」は情的なパロディ絵 (男女の情景)
3.ヒーローたちの物語(伊達な男たち)
豪傑・英雄・人気者たちの痛快アクション
4.江戸の暮らし、その1 芝居も相撲も肝試しも大好きな江戸人
恨めしや 幽霊あらわる「芝居絵」、はっけよい「相撲絵」
5.江戸の暮らし、その2 ペットブーム到来 猫・金魚・猿 愛玩からパロディまで
6.江戸の暮らし、その3 縁起かつぎましょ
福助お多福は縁起物「ふの字づくし」の有掛絵(うけえ)、地震だぁ「なまず絵」だぁ
7. だんだんと開国へ、おらんだ好みは異国への憧憬
8. そして時代はいよいよ明治へ 横浜絵と開化絵
鉄道開通、 はいからファッション 鹿鳴館スタイル
