ヨーロッパからアメリカまでの“版画達”を集めて帰国した「SasaAdairコレクション」の公開
シャガール、ミロ、マチス、ピカソからロックウェル、パリッシュまで
リトグラフ、木版画、ポスター、挿絵 etc・・・カラフルでワンダフルな版画の競演です。
20世紀の芸術家たちの作品は美術館や個人に所蔵され、数少ない鑑賞の機会を待つことになります。そこでヨーロッパの巨匠らは多くの人の目に触れ親しまれることを意図した“版画達”を世に送り出しました。アメリカでは、情報誌の表紙に大統領選挙からアポロ計画、ベトナム戦争が描かれ、人々は毎号発売を楽しみにしました。人気のイラストは版画になり一般家庭に飾られ、写真やテレビがまだ影響力をもたなかったアメリカの大衆文化に多大な影響を与えました。
■主な作家の紹介
シャガール、ダリ、ピカソ、ミロ、マティス、ビュッフェ、カンデンスキー、マリーニ(イタリア)、タピエス(スペイン)
現代アート作家たち ミノー(フランス)、モノリー(フランスポップアート)、アダミ(イタリアポップアート)、カルダー(モビール発明者)、ケリー(アメリカ)
アメリカのイラストレーターたち
ノーマン・ロックウェル 雑誌の表紙絵を中心に、挿絵や企業広告、カレンダーなど多彩な商業アートからユーモア溢れる生活を紹介します。
マックスフィールド・パリッシュ 19世紀後半アメリカの「イラスレーションの黄金時代」を築いた一人。雑誌「Scribner’s 」「Life」「Collier‘s」にコミカルなイラストを描き有名になる。
ソール・スタインバーグ 一コマ漫画で藤子不二雄、柳原良平、横山泰三、和田誠らに影響を与えた。
■展示構成
Ⅰ)20世紀巨匠のリトグラフ
Ⅱ)ロートレック、ミュシャのポスター(リトグラフ)
Ⅲ)パリッシュとロックウエルのイラストレーション
