-国貞も国芳も、はじまりは豊国— 令和8年より巡回する浮世絵の新企画。
遊女や役者、風景から歴史、物語まで、あらゆるものを描き大流行した浮世絵。その中心には常に「歌川派」の活躍がありました。江戸時代半ばに「歌川」の一派を結成した歌川豊国。その三代豊国を襲名する歌川国貞は、歌川派を最大派閥に導きました。国芳は「武者絵の国芳」として世に踊り出て、広重は風景画で活路を開きます。。国芳のダイナミックな構図や「ヒロシゲブルー」と呼ばれる藍色は、世界的に浮世絵の評価を高め、西洋の画家にも大きな影響を与えました。一方で、歌川派の開祖まで遡ると、その作品は「真に大衆が手に取って、愛玩した」ゆえに、擦りきれて、色褪せて、消失してしまったものもあります。本展では現存する作品が稀少となる豊春(開祖)、豊広(広重の師)の作品を交えて、豊国、国貞、国芳、広重と、彼らのもとに集った多才な門人らの作品を180余り集めて紹介いたします。これまでの絵師や画題で仕分けた浮世絵展とは趣向を変えて、「歌川」という絵師集団をテーマから、江戸の人びとの生業、文化、風景に触れていただければと思います。
図録「浮世絵 歌川派図鑑」4月発刊予定


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